フォト_ギャラリー

2023年06月03日 [ 第749回 ]

 ノスリ,キビタキ,トビ,センダイムシクイ,コサメビタキ

 

 

 ノスリ(大陸型?) Common Buzzard Buteo buteo

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄52.0cm 雌57.0cm

 翼開長:122.0〜137.0cm

 分布:北海道〜四国で留鳥。その他で冬鳥。

 生息環境:平地〜亜高山の林。

 食性:小型哺乳類など。

 フォトギャラリー:第738回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:14時48分01秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:14時48分11秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 キビタキ(雌) Narcissus Flycatcher Ficedula narcissina

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第708回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:15時57分30秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 トビ Black Kite Milvus migrans

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄58.5cm 雌68.5cm

 翼開長:157.0〜162.0cm

 分布:九州以北で留鳥。

 生息環境:海岸〜山地の農地など。

 食性:魚類、爬虫類、両生類、昆虫などの主に屍肉。

 フォトギャラリー:第664回他参照

 撮影難易度:★☆☆☆☆


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:17時01分47秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:1250

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 センダイムシクイ Eastern Crowned Warbler Phylloscopus coronatus

 分類:スズメ目 ムシクイ科

 全長:13.0cm

 翼開長:19.0cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第708回他参照 

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:17時13分45秒

 シャッタースピード:1/1250秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 コサメビタキ Asian Brown Flycatcher Muscicapa dauurica

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:13.0cm

 翼開長:21.5cm

 分布:九州以北で夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第711回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2023年5月12日

 撮影時間:17時38分13秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:1250

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 舳倉島初日の続き。 海岸沿いに出てみるとノスリが飛んでいた。 初列風切の基部が白っぽいので 恐らく大陸型だ。 もっと背面などを撮りたかったが撮影条件に恵まれなかった。 以前レンジャーに聞 いたところではオオノスリは脛が暗褐色との事だったのでその可能性も無くもないと思って別のレンジ ャーだが画像を見てもらったところ脛の色などには個体差もあるしこれらの画像だけでは何とも言えな いとの回答だった(フォトギャラリー第709回・下記拡大写真参照)。 ただ僕の偏見かも知れないがプ ロのレンジャーほど責任感からか明確な識別をしない傾向がある様に思う。 良いか悪いかはさて置 き僕は限られた画像や情報量でも無理矢理識別しようとする。 個人的にはこの個体はオオノスリの 可能性が高いと思うので一応はレンジャーの慎重な意見に従ってキャプションにはノスリとしたうえで大 陸型かなというニュアンスとオオノスリの可能性も捨てていないぞという二重の意味を込めて「?」を付 けた。 そもそも海外では注目されるのは種までであり、あまり亜種などを気にしていないとの事で以前 にもコラムで触れた事があるが「マイヤーの定義」できちんと定義されているのは「種」だけであり「亜 種」にはやや曖昧な部分がある(フォトギャラリー第88回参照)。 実は「大陸型」は亜種ですらなく誰 かが便宜的に名付けたものらしく明確な定義は無い様だ。 ノスリとオオノスリは別種だからいずれ誰 も文句の無い画を撮る事を目標にしてここは敢えて結論を出さず曖昧な形で記録だけ留めておく事に した。 因みにオオノスリの他の特徴は初列風切と尾の基部が白い事や尾に細い横斑が多数ある 事、?蹠(フショ)にも暗褐色の羽毛が有る事(羽毛の無いタイプもある)など。
 グラウンド近くの銅像の方へ歩いていると何やら小鳥が茂みの奥へ飛び込んだ。 しばらく出て来な いと判断して他へ行ったあとだいぶ時間を置いてまた見に行ったら何やら珍鳥感を醸し出して小鳥が こっちを警戒していた。 肉眼ではオジロビタキみたいに見えたのでそう思って撮影した。 ここは舳倉 島だからそう思うのも無理もない。 撮影後もオジロビタキかニシオジロビタキかどっちだ?とずっと思 い悩んだ。 オジロビタキとニシオジロビタキは上尾筒の色が黒か灰色かなどで識別するがこの個体 はそのどちらでもない。それどころか腰が黄緑色を帯びている。もしや日本初記録の超珍鳥か?と期 待に胸を膨らませて宿に戻ってからも大ベテランのバーダーに画像を見てもらうがオジロビタキとニシ オジロビタキのどちらか?という僕の問いかけ方がまずかったのか結論が出ずいよいよド珍鳥か?と ワクワクしながら翌日珍鳥に詳しいと評判の人を見つけて見てもらったら「キビタキの雌」と一言で終っ た。 言われてみればなるほどその通りだ。 恥をかいた。 言い訳がましく聞こえるかも知れないが先 入観というものは恐ろしいもので前日のミヤマホオジロの時もそうだったが舳倉島という特殊な環境が 変なテンションになって見慣れた鳥も珍鳥に見えてしまう効果でも働いているのだろうか・・・
 1日目の終りが近付いて島内を徘徊したが苦しい時間が過ぎて行く。 鳥が少ないという声があちこ ちから聞こえて来た。 こうなりゃトビでも撮っておくかと思った訳ではないがケルンという石積の上に止 まっていたのでシャッターを切った。 ケルンというのは沖から少しでも島がよく見える様にと島の人が 積んだ石積の事で島内のいたる所にある(諸説有り)。 ムシクイはいろいろ見られたもののうまく撮れ ず識別の困難な画像ばかりいっぱい撮れた。 センダイムシクイだけは海岸沿いの明るい所で識別可 能な画像が得られた。
 民宿つかさに戻って魚介類が盛りだくさんの夕食で初日が終った。 初対面のバーダーの皆さんとの 会話も弾むというものだ。





 撮影地風景;

 
 ▲ 民宿つかさの夕食





 拡大写真;

 
 ▲ ノスリの脛





 オジロビタキ:フォトギャラリー第375回参照
 ニシオジロビタキ:フォトギャラリー第380回他参照
 ミヤマホオジロ:フォトギャラリー第748回他参照



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