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2022年07月14日 [ 第707回 ]

 マミジロキビタキ,カラスバト,ツミ,ヒメウ,マミチャジナイ,マヒワ

 

 マミジロキビタキ(雄) Yellow-rumped(Tricolor) Flycatcher Ficedula zanthopygia

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:13.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:主に日本海側の島嶼部で稀な旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛など。

 フォトギャラリー:第380回他参照

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:09時03分07秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 カラスバト(亜種カラスバト?) Japanese Wood Pigeon Columba janthina janthina

 分類:ハト目 ハト科

 全長:40.0cm

 翼開長:62.5cm

 分布:主に本州中部以南の島嶼で留鳥。

 生息環境:森林。

 食性:木の実、種子など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第706回他参照

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:07時57分39秒

 シャッタースピード:1/3200秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 ツミ(雄と思われる) Japanese Lesser Sparrowhawk Accipiter gularis

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄27.0cm 雌30.0cm

 翼開長:51.0〜63.0cm

 分布:全国で漂鳥または夏鳥。

 生息環境:平地〜山地の林、農耕地など。

 食性:鳥類、小型哺乳類、昆虫など。

 フォトギャラリー:第634回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:07時33分20秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:08時04分44秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ヒメウ Pelagic Cormorant Phalacrocorax pelagicus

 分類:カツオドリ目 ウ科

 全長:73.0cm

 翼開長:98.0cm

 分布:本州以南で冬鳥、北海道で留鳥。

 生息環境:沿岸、河川など。

 食性:魚類など。

 レッドリスト:絶滅危惧TB類(EN)

 フォトギャラリー:第600回他参照

 撮影難易度:★★★★☆


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:07時05分44秒

 シャッタースピード:1/4000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 マミチャジナイ Eyebrowed Thrush Turdus obscurus

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:22.0cm

 翼開長:37.0cm

 分布:全国で旅鳥。

 生息環境:平地〜山地の林。

 食性:ミミズ、幼虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第670回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆

 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:13時59分39秒

 シャッタースピード:1/400秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:4000

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 マヒワ(雌タイプ) Eurasian Siskin Carduelis spinus

 分類:スズメ目 アトリ科

 全長:12.0cm

 翼開長:21.0cm

 分布:全国で冬鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の草原、林など。

 食性:種子など。

 フォトギャラリー:第694回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:12時29分43秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2022年5月17日

 撮影時間:12時30分58秒

 シャッタースピード:1/1600秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:石川県

 使用カメラ:NIKON D5600

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR

 毎回夜明け前に起き出して暗闇の中を動き出す僕としてはとんでもない朝寝坊。 もう宿には僕しか 残ってない状況だった。 海岸に出てみるともう太陽が高く昇っていた。 遅まきながら島内探索を始め 金比羅神社まで来たが鳥影は皆無に近い状態だった。
 島内にほとんど野鳥の姿が見られなかったので歩き回るのをやめシラスナ遺跡周辺に座って沖に目 を凝らして海鳥を探す作戦に切り替えた。 海鳥は海の真っただ中よりも島嶼部周辺に多いと経験的 に感じているからだ。 しかし海上にも鳥影がほぼ無くただ海を眺めているだけという状況になってしま った。 そんな折、沖を横切って飛ぶ黒っぽい鳥が見えた。 かなり遠かったがウミウより見るからに小 さく細身に見 ヒメウという事はすぐに判った。 舳倉島の沖の岩礁などではよく見られる(掲載順は前 後)。
 海岸でも長時間変化が無かったのでまた歩き始め松林の方へ向かった。 その辺りで同じ宿の人と ばったり会って聞くとトケンの仲間と思われる姿が垣間見え聞いた事も無い声を発していたとの事。  僕が舳倉島に到着した前日にカンムリカッコウが居たらしいのでもしやと思って居合わせた数人で松 林の中に立って待ち構える事にした。 しかし上級者の説明によりそういう声はツツドリがたまに発する と判明しあえなく解散となった。 僕は乗り掛かった舟でしばらくその場に残った。 前日の夕方この辺 りでカラスバトが数羽木の上で騒いでいる声が聞こえたからだ。 実際その辺りに塒があるそうでその 場に立っていると頭上から数羽のカラスバトが飛んで1羽が近い枝に止まった。 立ち去りかけた人を 呼び戻したが短時間で死角へ飛び去ってしまった。
 実はカラスバトより先に松林でツミが飛ぶ所も撮っていた。 コラムが後になった訳はカラスバトのだ いぶあと民宿つかさから恵比寿神社周辺へ向かう道の途中で枝に止まるツミを見つけたからだ。 顔 に枝が被った酷い画だがツミとしてはむしろこっちがメインなのでコラム順も後にした。 実はたまたま 居合わせた人が一瞬トケンらしき鳥が飛んだと言って飛んだ方向の木の方へ双眼鏡を向けて探してい たので僕も便乗して探していてたまたまツミを見つけたのだった。 先に撮っていたのと同一個体の可 能性が高い。
 トケンを諦めきれないその人と木の方向に向かう藪道に分け入った。 かつてはもっとちゃんとした脇 道だったそうだが数年にわたるコロナ禍の緊急事態宣言の影響で誰も人が入らず藪漕ぎをしなけれ ばならない程草が伸び背丈を超える程になってしまっている。 島内にはそういう道が何本かあって僕 もお気に入りのポイントを1ヶ所諦めた。 この藪漕ぎの結果も背丈より高く伸びた草に囲まれ視界ゼ ロとなっただけであえなく引き返すだけに終った。
 金比羅神社周辺からシラスナ遺跡周辺へ向かう道の途中、位置としてはへぐら愛らんどタワー近くに ある林にマミジロキビタキ情報が有ったので探してみた。 聞けば朝一見たきりだとの事。
 これは長時間待たねばならないパターンかなと思っていると運よく探し始めてすぐ林の奥にその姿が 見えたではないか。 ようやく舳倉島ならではの野鳥が撮れた。 しかしあっけなく短時間でまた姿が見 えなくなった。 その時、へぐら航路の乗り場で出会って船のデッキで一緒だったご夫婦と再会した。  宿が違うので前日以来だ。 ほんの数秒違いでマミジロキビタキを見逃してしまったご主人の悔しさは 痛いほどよく判るのでそこから一緒に探す事にした。 数人掛かりで長時間待ったが時々現れるのは キビタキだけでマミジロキビタキの姿は見られず気配も無くなってしまった。 マミジロキビタキが近くに 居ればキビタキが発するはずの威嚇の声が聞かれず上級者らしき人がもうここには居ないと言って立 ち去るほどだったし実際その姿は二度と見られなかった。
 諦め切れないご主人と林の中を少し移動して人だかりが出来ている辺りでなおも長時間探鳥してい るとマヒワなどの群れが現れた。 中には胸の色の似たムギマキも居て幻惑されたのでマミジロキビタ キが紛れ込んでいるかもと思い万が一にも撮り損ねない様に小鳥は全部撮っておくという作戦の結果 たくさん撮れた。
 そうこうする内にご夫婦は船の時間となり残念ながらマミジロキビタキは撮れずじまいとなってしまっ た。 余りの悔しさにまた来たいと言い残して舳倉島港へ向かったご主人。 こうして舳倉島の蟻地獄 の虜となってしまった野鳥ファンがまた増えた。
 僕は目先を変えて水場で野鳥たちが来るのを待つ事にした。 その結果は事実上マミチャジナイ1羽 だった。 このあと僕は島内の探索を再開するがそれはまた次回・・・





 ウミウ:フォトギャラリー第392回他参照
 ツツドリ:フォトギャラリー第408回他参照
 キビタキ:フォトギャラリー第706回他参照
 ムギマキ:フォトギャラリー第510回他参照





 撮影地風景;

 
 ▲ 民宿つかさ前の観察窓

 
 ▲ 恵比寿神社周辺

 
 ▲ 金比羅神社

 

 
 ▲ 藪道



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