フォト_ギャラリー

2021年03月10日 [ 第627回 ]

 ハイタカ,連載企画;ズミクロン

 

 ハイタカ(雌タイプ) Eurasian Sparrowhawk Accipiter nisus

 分類:タカ目 タカ科

 全長:雄32.0cm 雌39.0cm

 翼開長:60.0〜79.0cm

 分布:本州以北で留鳥または冬鳥。

 生息環境:森林、農耕地。

 食性:鳥類、小型哺乳類など。

 レッドリスト:準絶滅危惧(NT)

 フォトギャラリー:第544回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2021年2月25日

 撮影時間:08時17分13秒

 シャッタースピード:1/2500秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 去年春の渡り以来実に11ヶ月ぶりのハイタカだった。 このところ特にタカが少なく1月25日のノスリ 以来1ヶ月ぶりの撮影となった(フォトギャラリー第618回参照)。 自宅近くの現場に立っていたら猛禽 が飛んで来た。ハイタカと直感したがいざシャッターボタンを半押ししたらカメラがスリープしていてAF の反応が遅れ一瞬焦ったがギリギリ間に合った。





 連載企画;ズミクロン
 
 

 この辺りまで来ると現在の標準レンズの面影がはっきりして来る。 レンズカタログでこれと似た様な 断面図を見た記憶の有る人も居るだろう。 ズミクロン50mmF2は1953年にライツ社がライカ用標 準レンズとして開発したガウス型の発展形だ。 このレンズの特徴は凸レンズに高屈折率の新素材を 使用した事と張り合わせレンズを分離した様な狭い空気間隔を設けこれに面する両側の屈折面に曲 率差をつけて収差補正の手段にした事だ。 この隙間はその働きから空気レンズと呼ばれる。空気と 接する屈折面は増えたがこの頃になるとコーティング技術が実用化されていた。 これ以前のガウス型 の欠点だったコマ収差をほぼ完全に除去した事によりこれ以降の大口径標準レンズのスタンダードと なりゾナー型は次第に姿を消して行く。

 参考文献:小倉敏布「写真レンズの基礎と発展」朝日ソノラマ社1998年



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