フォト_ギャラリー

2021年03月06日 [ 第626回 ]

 コガラ,ルリビタキ,ヤマガラ,余録;ゾナー

 

 コガラ Willow Tit Poecile montanus

 分類:スズメ目 シジュウカラ科

 全長:13.0cm

 翼開長:20.0cm

 分布:九州以北で留鳥または漂鳥。

 生息環境:山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、木の実など。

 フォトギャラリー:第625回他参照

 撮影難易度:★★★☆☆


 撮影日:2021年2月19日

 撮影時間:09時41分49秒

 シャッタースピード:1/2000秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:マニュアル

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 

 ルリビタキ(雄) Red-flanked Bluetail Tarsiger cyanurus

 分類:スズメ目 ヒタキ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:全国で漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、木の実など。

 フォトギャラリー:第623回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2021年2月19日

 撮影時間:09時33分20秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 撮影日:2021年2月19日

 撮影時間:09時33分32秒

 シャッタースピード:1/800秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR





 

 ヤマガラ Varied Tit Poecile varius

 分類:スズメ目 シジュウカラ科

 全長:14.0cm

 翼開長:22.0cm

 分布:全国で留鳥または漂鳥。

 生息環境:平地〜山地の林など。

 食性:昆虫、蜘蛛、種子など。

 フォトギャラリー:第522回他参照

 撮影難易度:★★☆☆☆


 撮影日:2021年2月19日

 撮影時間:09時54分12秒

 シャッタースピード:1/320秒

 絞り値:F5.6

 撮影モード:絞り優先AE

 焦点距離:300mm(換算450mm)

 ISO感度:800

 撮影地:大阪府

 使用カメラ:NIKON D5100

 使用レンズ:Nikon AF−S NIKKOR55−300mm 1:4.5−5.6G ED VR


 前日不完全燃焼に終ったコガラの撮り直しを狙っていつもの様に歩いてポイントに向かった。 掲載 順は2番目だが薄っすら雪の積もった現場に到着するなりルリビタキがお出迎え。 初列風切までこん なに青い雄は見た事が無い。 個体差は有るがここまで青くなるには少なくとも2年半以上(第3回冬羽 以降)は掛かるはずだ。 つまり最後に青くなるのが初列風切の外弁だ。 印象としては恐らく3年か4 年以上生きている個体だ。 しかも割と愛想が良くゆっくり余裕を持って撮影する事が出来た。
 しかしこの日の狙いはコガラ。 早々に切り上げてポイントへ向かった。 コガラは越冬中には縄張り を持たないのでピンポイントで狙っても難しい事は認識していたが気持ち的にはどうしても前日見つけ たポイントにこだわってしまう。 まさかとは思ったがいざポイントに着いてみたらいきなり登場! 2年 前に見つけた時も1週間後に行ってみたら同じ所でグッドタイミングで見られた(フォトギャラリー第434 回参照)。 コガラとは相性がいいのかも知れない。 欲を言えば今回は空抜けだが満足出来ないまで もまずリベンジは出来たかなと思っているとだんだん下に降りて来てあと少しでかなり条件の良いポジ ションまで寄って来てくれそうだったが折り悪く軽トラックが通りかかって逃げてしまいそれっきりになっ てしまった。 以前コガラとハシブトガラの識別点について触れた事が有ったがそのとき端折った所に ついて改めて注目してみたい(フォトギャラリー第602回参照)。 図鑑によればコガラは次列風切外 縁の白色部が目立つがハシブトガラは目立たないとされる(僕にはよく判らない)。 ハシブトガラは北 海道にしか分布しないので大阪で識別に迷う事は無いが北海道には両種が分布するから覚えておい て損は無い。
 気を取り直して現場にたたずんでいるとヤマガラが何かをくわえて近くに止まった。 コガラと混群に なっていたやつかも知れない。
 コガラはロストしたがまぁ後でまた来れば良いとしばらく現場内を歩いているとまた愛想の良いルリビ タキが現れた。 さっきとはだいぶ離れた場所で別個体だ。 愛想が良いのでD5100で動画を撮った が長く撮り過ぎたのか撮影中にバッテリーが切れて静止画も撮れなくなってしまった。 ムービーカメラ ではないので動画を撮るとバッテリーの減りが早いのは分かっていたがそれにしてもいきなりだった。  一旦電源を切って入れ直してみたが効果無し。 予備のバッテリーを持ってないので探鳥を突然強制 終了させられてしまった。 サブカメラも家に置いて来ていたのでコガラの撮り直しも諦めて帰路につい た。 帰り道の途中の農耕地も探鳥地だがもう撮影は出来ない。 そういう時に限ってまた愛想の良い ルリビタキが現れたが空しくスルーしなければならなかった。 人間の心理というのはおかしなものでこ うなると「変に珍鳥とか出て来ないでくれ」といつもとは逆の事を祈りながら歩いた。
 帰宅後試しにバッテリーを一旦抜いてまた入れて電源を入れてみたら満タンに戻った。 何だまだ有 るじゃないかと気付いたが後の祭り。 現場で試してみなかった自分が悪い。 いずれにせよ予備バッ テリーの必要性を痛感した。 後日買いに走ったのは言うまでも無い。


 ハシブトガラ:フォトギャラリー第603回他参照


 拡大写真;コガラの次列風切外縁 ハシブトガラの次列風切外縁

 
 ▲ コガラ

 
 ▲ ハシブトガラ
 コガラは次列風切外縁の白色部が目立つがハシブトガラは目立たない。





 余録;

 
 ▲ ゾナー

 時代が下り明るいレンズが競って開発される様になるとガウス型はライツ社が採用しツァイス社は19 34年トリプレットの発展形であるゾナーを発売した。 50mmF1.5という当時としては大口径の明る い標準レンズだった。 コーティングが実用化されていなかった当時は屈折面が空気と接する面を極力 少なくしなければならなかったので屈折率に差の有る単レンズを3枚張り合わせ球面収差とコマ収差を 補正し空気と接する面を6面に抑えゴーストやフレアを最小限に抑えた。

 参考文献:小倉敏布「写真レンズの基礎と発展」朝日ソノラマ社1998年



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